顎変形症の手術当日を迎えるにあたり「手術当日はどのような一日になるのか。どんな流れで手術を終えるのか」など、不安な気持ちあるのではないでしょうか。
この記事では、手術当日の起床~就寝(消灯)までの1日の流れを解説します。
手術当日の流れを把握しておくと、少しでも心の準備ができると思います。
また、YouTubeチャンネル『アゴと食』では入院中のメモをもとにした動画を公開しています。
こちらでも、手術後の体感などご紹介しています。
※時刻は私の場合なので、目安としてご覧ください。
起床から手術室へ向かうまで
6:00 起床
歯磨き・洗顔をします。
術後から約2週間は歯磨きができなくなるので、
丁寧に歯磨きをしておいてください。
前日の21:00から食べ物は禁止、
当日の7:00から水分は禁止でした。
なので、朝ごはんはありません。
これは、手術の開始時間によって異なります。
こういう日でも私は普通にお腹がすきました(-ω-)/
8:30 準備
手術着に着替え、着圧ソックス(弾性ストッキング)を履きます。
手術着の下はパンツのみです。
寒い場合は、手術室までは、上着を羽織っていても大丈夫です。
着圧ソックスは、締めつけが強い靴下で
手術は全身麻酔で長時間となるので、足の血行を良くするために履きます。
これは病院からもらえます。
着圧ソックスと言えば「メディキュット」
手術後は、「メディキュット」と同じように日常的に使う方もいるようです。
8:50 手術室へ向かう
看護師さんと母と一緒に、歩いて手術室に向かいます。
手術室の中では
9:00 手術室に入る
ヘアキャップをかぶり、手術室に入室です。
手術室内では
先生の趣味ですか?みたいな音楽と
「ピッピッピッ」という心電図のような音
が流れています。
腕のリストバンドと名前を確認され、手術台の上に横になります。
ここでの私の心配は
「ベッドの上ってひんやりしそうで、お腹冷えそうだな。」
「お腹冷えたらピーピーなりそうだな。私なりやすいし。」とか思っていました。
実際は、
あったか~い(*´ω`)ぬくぬく!
手術台の上は、めちゃくちゃ心地いい!
体にタオルをかけられ、手術着を脱がされます。
腕、足に体を固定するバンドが装着
全身麻酔でも、体は勝手に動いてしまうので、転落を防止するために固定します。
腕に血圧を測る装置
各所に心電図のシール
指先に酸素量を測る装置
など、体にいろいろ装着されます。
名前と手術箇所を確認されます。
先生「お名前を教えてください。」
私 「○○○○○です」
先生「手術する箇所を教えてください。」
私 「左右のアゴ?上下?」
ここまでの流れについては、前日に先生と確認しています。
「名前と手術箇所をお聞きしますので、このように答えて下されば大丈夫です。」
と教えてくれました。
先生同士が手術内容を確認し合っています。
点滴が始められます。
頭にもカチューシャみたいなやつを付けられました。
麻酔ききはじめたようで、ここからはもう記憶がありません。
9:30頃に手術開始です・・・たぶん。
手術直後から消灯まで
15:30 病室に戻る
5~6時間も経っているとは思えないくらい、気付いたら終わってます。
私は記憶にないのですが、
手術が終わって麻酔を切ると
先生は「○○さん、終わりましたよ~」と声をかけてくれます。
それに私は「はい。」とちゃんと返答していたらしいです。
まだ麻酔でぼーっとしている状態で、ベッドで運ばれ病室に戻ってきます。
病室に戻ると、先生が母に説明しているのが聞こえました。
「予定通り終了。出血量は100ml。輸血は必要なかった。」
みたいな内容だったと思います。
手術後も顔や体にはいろいろ装着されています。
酸素マスク
点滴
口の中の両頬にチューブ(ドレーン):血を排出するためのもの
尿道カテーテル:尿を排出するためのもの
など
手術当日はベッド上安静です。
動きにくいけど、寝返りはしても大丈夫です。
酸素マスクは約2~3時間後に外してもらえます。
水分もそれぐらいから飲んでもいいと言われました。
それまではベッドの上でゴロゴロ。
麻酔が残っているので眠気が強いと思います。
18:30 水を飲む
酸素マスクを外してよし!(顔の横に置いてるだけでしたが)
水分をとってよし!になります。
いろいろ装着しているままで、ベッド上安静ですが、
ベッドの頭を上げて体を起こしたり、
横になっているよりも、楽な体勢で過ごしました。
19:30 消灯前
就寝前に採血されます。
感染症などの異常がないか確認するためです。
お風呂には入れないため、体を拭くタオルが渡されます。
自分で体を拭くのが大変な場合は、看護師さんも手伝ってくれます。
21:00 消灯
私は、消灯してからの時間が"メインイベント"のようでした。
消灯後も、なかなか寝れません・・・。
「当日の夜はどんな風に過ごしたのか」など、別記事にて体の状態や過ごし方などを私の実体験を詳しく紹介します。
おわりに
入院前に当日の流れを把握し、イメージしておくだけでも心の準備ができ、
落ち着いた気持ちで当日を迎えることができます。
本当に、手術自体は眠っている間に終わっています。
不安や緊張を完全になくすことはできなくても
この記事が、少しでも不安な気持ちを和らげる材料になれたら幸いです。