柴咲コウさんは音楽活動20周年を迎え、これまでにシングル29枚(配信限定除く)、オリジナルアルバム6枚(他にもベスト6枚、カバー3枚)を発売しています。
2023年11月には『ACTOR'S THE BEST ~Melodies of Screens~』をリリースしました。
私が人生で初めて行ったライブは、柴咲コウさんの2008年のライブツアーでした。
そこから10年以上経った今も柴咲コウさんの音楽が大好きです。
柴咲コウさんのアルバムにはそれぞれに特徴と魅力があり、柴咲コウさんを最近知った方にも、ぜひ聴いていただきたい楽曲がたくさん詰まっています。
そこで、柴咲コウさんの音楽に興味を持ち始め、何から聴き始めたらいいの?と迷っている方に向けてオススメのアルバムをご紹介します。
さらに最新アルバムについてもご紹介します。
私の独断と偏見ですが、柴咲コウさんの魅力が特に感じられるアルバムを厳選してみました。
ご参考になれば幸いです。
- 2017年「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩・詠」でシングルは網羅
- もっと深く知りたい方へオススメのアルバム5選
- 最新『ACTOR'S THE BEST ~Melodies of Screens~』
- おわりに:選出しなかったアルバムたち
2017年「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩・詠」でシングルは網羅
異なるレコード会社から2枚同時発売された「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩」と「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詠」
音楽活動デビュー15周年を記念して、これまでのヒット曲を網羅したオールタイムベスト盤です。
柴咲さんは、2002年からユニバーサルミュージックに在籍していましたが、2014年からビクターエンタテインメントに移籍したため異なるレコード会社からの発売となりました。
「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩」
2002~2014年までのシングル曲を収録した2枚組のベストアルバム
(ユニバーサルミュージック)
デビュー曲「Trust my feelings」から27thシングル「ラブサーチライト」までの全32曲収録されて大容量です。
さらに、KOH+や配信限定「
「KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詠」
2014~2017年までのシングル曲やアルバム曲を収録した1枚組のベストアルバム
(ビクターエンタテインメント)
配信限定も含めシングル曲は4曲収録。2015年、2016にカバーアルバム「こううたう」を発売したこともあり、カバー曲が多めとなっています。
そして、柴咲さんのアルバムに収録されていない楽曲まで収録されています!
稲垣潤一さんとのデュエット曲「誰より好きなのに」、筒美京平さんのトリビュートアルバムに収録の「ブルーライトヨコハマ」まで聴けて完全に網羅できます!
もっと深く知りたい方へオススメのアルバム5選
シングルを網羅し、もっと聴きたい、隠れている歌を知りたいという方へオススメのアルバムを5つ厳選してみました。
(1)2005『ひとりあそび』
2枚目のオリジナルアルバム
全11曲中9曲が柴咲コウさん作詞
実は、この前後で発売されたアルバム、2004年の『蜜』、2007年の『嬉々』と比べて『ひとりあそび』は売上順位が低い…
「かたちあるもの」が収録されていないことが響いたのかもしれませんが、そんなこと気にならないくらい柴咲さんの音楽を知る上で欠かせない素敵な楽曲が多いです。
収録曲の重さや柔らかさ、雰囲気などアルバムとしての全体的なバランスが良いです。
個人的に「strange space」→「濡れた羽根」→「漆黒、十五夜」の流れが好きです。
そこからの「若手クリエーター」で柴咲コウさんの魅力が爆発します。
(2)2008『The Back Best』
初のベストアルバム『Single Best』と2枚同時リリースされ、シングルのカップリング曲やアルバム収録曲から柴咲さんが選曲したセレクションアルバム
全15曲収録
これがカップリング曲なのか!?と思うほどの名曲揃いで、聞き逃したくない柴咲コウさんが詰まっています。
デビューシングル「Trust my feelings」のカップリング「no fear」は柴咲さんが初めて作詞した曲です。
2ndシングル「月のしずく」のカップリングは映画『黄泉がえり』の劇中でも歌われた「風の果て」と「泪月‐oboro‐」の2曲が収録されています。
私は、毎度のシングルを買わない派だったので、聴きそびれていたカップリング曲達が集合した最高のアルバムです。
柴咲さんの好きな歌1つだけは選べないけど、6th「かたちあるもの」のカップリング曲「帰り道」大好き…
(3)2009『Love Paranoia』
4枚目のオリジナルアルバム
全17曲収録
その内、KOH+「最愛」を除いて柴咲さんが作詞しています。
タイトルの通り、恋や愛をテーマにした楽曲が多いのです。
だけど、バラード中心のしんみりしたアルバムというわけではないのがポイントです。
柴咲さんのかっこよさ、可愛らしさや無邪気さを感じる曲ばかりで、柴咲さんの音楽としても世界が広がりました。
柴咲さんが初めて作曲したインスト曲「notice of the way it is」から次の曲「break a spell」に入るのがすごく良いです。
Paranoiaは妄想癖、被害妄想といった意味があるようです。
この歌詞の物語は柴咲さん自身のことなのか、柴咲さんの頭で生み出した人物なのか...そんなことを考えるとよりじっくり聴き、歌詞も読みたくなります。
(4)2011『CIRCLE CYCLE』
5枚目のオリジナルアルバム
全13曲収録
これまでと音楽スタッフが変わったこともあり、今まで隠れてた柴咲コウが出てきた!なんか今までの柴咲コウとは違う!という感覚になりました。
でも、柴咲さんの声と歌詞でつくられる世界観は健在!なのに新鮮!で驚きがありました。
可愛らしさを感じた前作から、大人になった美しさとかっこよさを感じます。
(5)2015『こううたう』2016『続・こううたう』
初のカバーアルバム
全15曲収録
Twitterでリクエストを募集した歌唱曲から柴咲さんがセレクトした曲もあります。
個人的には中山美穂さん、工藤静香さんのチョイスは嬉しかった…
知らない曲が多かったのですが、この歌詞いい!これ好き!となる曲がたくさんありました。
私は「朝日の誓い(熊木杏里)」、「Raining(Cocco)」が刺さりまくりでした。
全体的に柴咲さんの声が一段と優しくてやわらかくて可愛らしい!
ゆったりとした曲調の歌が多めなこともあり、眠気に誘われます...
そして、2016年にはカバーアルバム第二弾『続・こううたう』が発売されました。
全15曲収録
今作もTwitterでの楽曲リクエストが行われ、今回は「元気がでる曲」をテーマに募集されました。
またまた知らない曲が多かったのですが、やっぱり全部好きになっちゃいました。
同じカバーアルバムと言えど、第一弾とは違うアルバムでした。
柴咲さんの声や歌い方、曲のアレンジも相まってオシャレで大人な雰囲気を感じる曲が多い印象です。
歌謡曲が大好きな私個人としては、「黄昏のビギン(ちあきなおみ)」を柴咲さんが歌うってだけで最高なのに、想像以上の声とアレンジにやれらました。
聴いたことあるような気がする~という曲が続いた04「サヨナラ(GAO)」~09「千の夜と一つの朝(ELLIS)」までの流れが大好きです!
『続こううたう』スペシャルサイトでは、柴咲さんがアルバムに収録されている全曲について、選曲の意図やその曲に対する想い、曲との思い出などを話してくれています。
これ必見です↓↓
柴咲さんが歌ってくれなかったら一生出会わない曲があったと思うと・・・「こううたう」最高です!
最新『ACTOR'S THE BEST ~Melodies of Screens~』
3枚目のカバーアルバム?
全13曲収録
自身の音楽活動20周年を締めくくる作品として企画されたアルバムで、これまで柴咲コウさんが出演したドラマや映画の主題歌や挿入歌をカバーしています。
また、柴咲さんが主題歌を担当した曲も収録されています。
ただのカバーアルバムじゃないです!!
歌手と俳優である柴咲コウさんにしかつくれない、柴咲コウさんでしか味わえないアルバムになっています!
映画『バトルロワイヤル』主題歌「静かな日々の階段を(
ドラマ『オレンジデイズ』主題歌「sign」は、たまらなく良いです。そもそも優しい曲なのに、さらに柴咲さんの当時の役も相まって、柔らかさ・温かさを感じます。
映画『世界の中心で、愛を叫ぶ』主題歌「瞳をとじて」も、たまらなく良いです。
音域の広さに柴咲さんは苦戦した曲と言っていたけど、歌の世界観に柴咲さんの声がハマりすぎている!低音パートもたまらないし、サビの高音が良すぎます。
とにかくこんな素敵なアルバム出してくれてありがとう!と感謝したいアルバムです。
おわりに:選出しなかったアルバムたち
すべておすすめしたい!けれども厳選としたら惜しくも選出しなかったアルバムがあります。
2004年『蜜』
1枚目のオリジナルアルバム
柴咲コウさん作詞の「輝石」がお気に入りです。
2007年『嬉々』
3枚目のオリジナルアルバム
収録曲全ての作詞は柴咲コウさん
2012年『リリカルワンダー』
6枚目のオリジナルアルバム
「恋守歌」は、柴咲コウさん作詞、シンガーソングライターの笹川美和さんが作曲という注目曲です。月をテーマ書かれた歌詞で、柴咲コウさんのこの雰囲気懐かしい~と感じました。
私は「traffic jam」→「血の色」→「you & me」の流れが好みです。
本当は好きな曲、クセになる曲が多いのでおすすめしたいです…
2008年『Single Best』
初のベストアルバム、『The Back Best』と同時発売
その後に新しいベストアルバムが出たので外しました…
2010年『Love&Ballad Selection』
4枚目のベストアルバム
これまでのシングルとカップリング曲より厳選されたラブソング&バラードが収録されています。
アルバムだけの新曲もあって「with you」は柴咲さんの声と歌詞の魅力が存分に詰まっていて本当に大好きな曲。
柴咲コウさんは先日のライブで「これから新たに創作をしていきたい」と音楽活動への意欲も見せてくださいました。
どんな音楽を聴けるのかこれからも楽しみです!!
この記事が、柴咲コウさんの音楽を知るきっかけになれば幸いです。