顎変形症での手術では、約3週間の入院生活になります。
まもなく手術を控えている方は、持ち物の準備を始められるのではないでしょうか。
私はいろんなサイトを参考に持ち物を準備しました。
それを踏まえて、実際に持っていって良かったモノ、持っていけば良かったモノなどを紹介します。
顎変形症の入院ならではのおすすめアイテムもあります。
最後には作成した持ち物チェックリストがありますので、活用してみてください!
必要最低限の持ち物
必要書類
◆診察券
◆保険証
◆限度額適用認定証
◆事前に渡された同意書など
身だしなみ
◆お風呂グッズ
シャンプー・トリートメント・ボディソープなど
◆洗面グッズ
歯ブラシ・歯磨き粉・歯間ブラシ
◆美容グッズ
化粧水などのスキンケア品
私の場合は、くせ毛がひどいのでヘアアイロンも持っていきました。
化粧はしませんでしたが、恥ずかしくない程度の身だしなみは整えてました。
衣類
◆タオル類
バスタオル・ハンドタオルは、主にお風呂のときに使用します。
病棟内で洗濯もできるため、必要最低限として2~3枚ずつ持っていきました。
◆下着
最低でも1週間分と思い7~8枚ほど持っていきました。
こちらも洗濯するタイミングなど、ご自身に合わせた枚数を持って良くといいと思います。
◆入院着
基本的には入院着が借りられます。
保険適用には含まれないので、1着80円ほどのレンタル料がかかります。
私は「ピンクの入院着を着るのはちょっとイヤ」と「病人感を出したくない」という理由で、自分のTシャツ・スウェット・パーカーを持っていきました。
手術の日だけは、病院の入院着を着る必要があります。
◆履き物
スリッパのような滑りやすいもの、脱げやすいものは避けた方がいいです。
私は、クロックスを持っていきました。
クロックスなら、靴に近くかかとも覆われるでおすすめです。
生活雑貨
◆ティッシュペーパー
私は、一般的な箱ティッシュと「鼻セレブ」のようなやわらかめの箱ティッシュを持っていきました。
特に、術後は痰が多くでるので、口の荒れが気になる方はやわらかめがオススメです。
◆コップ
私は、プラスチック製でフタ付きのコップを100均で購入しました。
フタ付きである必要はありませんが、使わないときや検査に呼ばれて病室を離れる際にフタをしてました。
◆筆記用具
もろもろ承諾書だったり書く場面があります。
私は、勉強や絵を描いたりしたので、ペンとノートは必須でした。
電子機器類
◆スマートフォン(携帯電話)
連絡をとるにも、一人の時間を過ごすのにも、スマホは入院生活に欠かせません。
◆充電器
スマホが欠かせないなら充電器も必須です。
必要に応じて持っていくと良いモノ
必須な持ち物ではありませんが、私も持っていった
入院生活を快適に過ごすために持っていくと良いモノ
飲食に関して持っていくと良いモノをまとめました。
さらに、私が参考にしたサイトでも「必須ではないけど持っていくと良いよ」と紹介されているものがあります。
それらについても、実際に私が「これいる?どう使った?」という経験談を交えて、持っていく必要性をご紹介します。
快適に過ごすためのモノ
◆延長コード
「電源そんなとこ!?」という所にある可能性があります。
私の場合も、実際に高いところにコンセントがありました。
しかし、私は延長コードを忘れたため、充電に一苦労しました。
Wi-Fi・スマホ・イヤホンなど充電するものが多くなりそうな方は、ぜひ持っていってください。
◆ポケットWi-Fi
実家のポケットWi-Fiを借りて持っていきました。
しかしデータ量が7GBまでだったため、あっという間に速度制限がかかってしまいました。
そんなことにならないためにも、データ量は無制限で高速通信のポケットWi-Fiがおすすめです。
持っていない方は、ぜひレンタルを利用してみて下さい。
私は、運よく同じ病室の方のWi-Fiに乗っからせてもらいなんとか過ごせましたが・・・。
その方が利用していたのがレンタルのWi-Fiでした。
ネットでWi-Fiのレンタルを申し込むと郵送でWi-Fiが届きます。
これは入院前に知っておくべき情報でした( ;∀;)
◆イヤホン
スマホなどで動画を見たり、音楽を聴いたりするならイヤホンは欠かせません。
私はテレビを見ていませんが、テレビ見るなら長めのコードタイプが必要になります。
ベッド上でしか利用しなかったため、私はコードタイプを持っていきました。
Bluetoothのイヤホンでも大丈夫ですが、長い入院生活で充電が必要になるのが、個人的にはネックかなと思います。
◆スマホスタンド
入院中は動画を見て過ごす時間が多くなりがちです。
特に術後1~3日目は、ぼーっと動画を見て過ごしてました。
そのため、スマホスタンドがあると手元が楽で、見やすい角度で動画を見ることができます。
私が持っていったのはパンダのスマホスタンド。
自分の好きなキャラクターなどのスマホスタンドを持っていくのもおすすめです。
自分の癒しにもなったり、看護師さんとの会話に繋がったりと、スマホスタンドだけでも気分が変わりました。
さらに、横になりながら使えるスマホスタンドもおすすめです。
これは同じ病室になった方が持ってきていて「それいい!」と思ったアイテムです。
◆タブレット端末
私はタブレット端末を入院する前から持っていたのですが、
スマホ(携帯電話)の2台目としてタブレットがあると便利です。
私は主に、動画や電子書籍で利用していました。
スマホを充電している間にタブレットが使えたり、
少しでも大きい画面で動画や本が楽しめたり、
自分の時間の多い入院生活で、2台目がある良さを実感しました。
◆本
私は電子書籍で読むことが多いのですが、紙の本も数冊持っていきました。
紙の本は、寝る前などタブレットの明かりを受けたくない時間帯に読むことが多かったです。
電子書籍は『kindle』を利用しており、月額980円で読み放題の「Kindle Unlimited」に登録しています。
kindleは専用端末もありますが、お持ちのスマホでも利用できます。
とにかく荷物にならず、病院にいながら読みたい本が選べるので、
入院生活にこそ電子書籍『kindle』はおすすめです。
◆上着
入院着とちょっと重複しますが、上着としてパーカーを持っていきました。
病院から借りる場合でも、入院着は薄手のため、さっと羽織れるものを持っていった方がいいです。
病室が複数人いる場合、室内の温度を調整しにくいときもあるかもしれません。
実際に、冷房ガンガンで寒い!という日があり、羽織るものが必須でした。
◆小さめのカバン
売店や検査で病室を離れるときに、財布やスマホが入る程度のカバンがあると便利です。
小さめのカバンといっても私の場合は、普段から使っている肩掛けのカバンを持っていきました。
◆洗濯用洗剤
下着やタオルを洗濯して繰り返し使うという方は、洗濯用洗剤が必要です。
多くの病院で洗濯・乾燥はできますが、洗剤まである病院はなかなか無いと思います。
私は持っていかなったため、売店で購入しました。
入院中に2回洗濯しましたが、旅行用などのコンパクトな洗剤で十分に足りました。
◆生理用品
生理予定日をずらして入院時期を決められるのがベストですが、
私は予定日と重なってしまったため持っていきました。
しかし、入院中は予定日になっても生理が来ず、退院した翌日に来ました。
予定日から約1週間遅れでしたが、環境の変化がもろに影響していたようです。
飲食に関するモノ
◆吸飲み
私は必要になると知らなかったので持っていきませんでした。
入院した時に、看護師さんからの説明で「手術後は吸飲みあった方がいいですよ。」と言われましたが、それでも買いませんでした・・・なめてました。
結果、私はストローで飲むという選択をしたのですが、
ストローはくわえにくいし、吸う力が入りにくいのでちょろちょろしか飲めない。
看護師さんに「飲むの上手だね~」と言われましたが、結構きびしかったです。
術後は口にチューブが入っていたり、口元の感覚がにぶかったりするため
吸飲みのほうが絶対に楽です。
売店でも300~500円くらいで売っていますが、100均でも購入できます。
◆ストロー
吸飲みを使わない選択をした私は、ストローは必須でした。
長いストローは吸う力必要そうだなと思い、短いストローを持っていきました。
なにも考えず、ペットボトルにストロー入れて飲みましたが、
ストローが短くて、ペットボトル内に沈ませるというアホを数回やりました。
短いストローを使うなら飲み物をコップに入れて飲めばいいだけなのですが(;^ω^)
手術直後は吸飲みをおすすめしますが、
チューブ外れると、私はストローでもスイスイ飲めるようになりました。
この水を飲む奮闘も含めて、手術当日のことを別記事でご紹介しています。
◆ティーパックやインスタントコーヒー
給湯室や食堂があると、お湯や水・お茶は自由に飲めると思います。
お湯が使えるのであれば、お好きな紅茶やコーヒーなどティーパックを持っていくといいです。
私は、そんな設備があることを把握せずに入院したため持っていきませんでしたが、
術前・術後にも飲み物の制限はありません。
術後は病室で過ごす時間が多くなるため、
私は、手術前日にペットボトル飲料(水・お茶)を売店で購入し、数本ストックしておきました。
◆飲むゼリー
術後は流動食の生活が始まります。
あまり食べたという感覚がなく、すぐにお腹空いてました。
そんなときに間食になってしまいますが、飲むゼリーを飲んでました。
例えば
・カゴメ野菜生活
・ミニッツメイド 朝リンゴ、 朝バナナ
・エネルギーチャージ系
・ポカリスエットゼリーなど
持っていかなくても、売店やコンビニでも購入できますが、まとめ買いしておくのもおススメです!
◆粉末状のだしやスープの素
流動食の基本メニューは
・重湯
・みそ汁
・野菜のポタージュ
・栄養補助飲料
・野菜ジュース
その中で、重湯を好む人は少ないですが、私には重湯が救いになりました。
私は重湯がわりと好きだった方で、そのままでも完食していたのですが
やはり流動食自体に飽きがきてしまいました。
基本的に甘いものばかりなので、塩分を欲します。
そんなときに重湯に鶏がらスープやうどんスープの素を入れ始めました。
お粥の上澄みなので味の主張が薄く、入れた粉末の味に馴染んでくれます。
鶏がらスープの素はコンビニで購入し、うどんスープの素は同じ病室の方からもらいました。
入れるモノは、具がなく、溶けやすい粉末タイプのだしの素をおすすめします。
うどんスープの素には乾燥ネギが入っており、
口が開けない、歯磨きができない状態では厄介なものになってました。
そして、こんな時にぴったりの素敵な商品を見つけてしまいました!
これ持っていきたかったー!
具がなくて和風と洋風が2種類ずつあるなんて、流動食もこれで乗り切れる!
ストレスなく食事を楽しみたい方にオススメします。
他にも別サイトで紹介されているアレコレ
いろいろなサイトを見て持ち物をチェックした上で
実際に持っていったもの、持っていかなかったものがあります。
私の実体験を通して、ソレいる?いらない?と思ったモノをご紹介します。
◆箸・スプーン
私の場合、食事の度に病院から用意されていたので必要ありませんでした。
必要かどうかは病院利用の手引きにも書いてありました。
◆ハンガー、S字フック
衣類やタオルなどをかけておく際に使用できます。
私は持っていきませんでしたが、衣類は畳んで収納したり、タオル掛けが備え付けてあったり、ハンガーがなくても困りませんでした。
◆ビニール袋(レジ袋)
参考にしたサイトには
レジ袋が重宝します。モノをまとめたり、ベットや棚に必要なものを入れてかけておくと便利です。
とありましたが、"レジ袋"の出番は、そんなにありませんでした。
私は、レジ袋というより"ショップ袋"に使用した下着入れたりして使ってました。
個人的にもガサガサ音を立てるビニール袋よりも、ショップ袋のような音が小さい袋がおすすめです。
◆アイマスク
就寝後、看護師さんが懐中電灯をつけて見回りに来ます。
こちらの眠りが浅いと懐中電灯の明るさと気配で目覚めるときがあります。
日中に寝たい時などにも、明るさが気になる方は持っていくと良いアイテムです。
私は持っていきませんでしたが、あったら使えたな~と感じました。
◆耳栓
こちらも看護師さんの夜間見回りの対策に使えます。
さらに、同室の患者さんのいびき対策や気配消しにもいいです。
同室の患者さんの呼び出し音や、患者さんのしんどそうな音が聞こえたりします。
快適な就寝時間を確保するためには、おすすめアイテムです。
私は持っていきませんでしたが「耳栓持ってこれば良かったな~」と
なかなか眠れない時は、特に思ってました。
◆爪切り、耳かき
入院する前に爪を切っておけば、爪切りは持っていかなくても大丈夫でした。
特に爪を切ってくださいとは言われませんでした。
耳かきも持っていきませんでしたが、綿棒くらい持っていけば良かったなと思います。
◆置時計
私は、スマホでも時間は確認できるな~と思い持っていきませんでしたが、病院の棚に時計が備えついてありました。
実際は、スマホでよりも備え付けの時計を見ることが多かったです。
スマホをいちいち開くより、常に見える時計があると楽かもしれません。
◆ドライヤー
ホテルなどでよくある一般的なドライヤー1~2台を病棟で共有していました。
病院によってあるかどうか確認し、特にこだわりがなければ持っていかなくてもいいと思います。
私は、病院から貸してもらえるので持っていきませんでしたが
お風呂上りにナースステーションまで借りにいく必要があったので、誰もいないタイミングだったりすると厄介でした。
なので、自分のドライヤー持っていっても良かったかな~と感じました。
◆まくら
私の病院のまくらは、パイプが入った固めのまくらでした。
普段、まくらにこだわりがない私ですが、少し寝にくいなと感じました。
快適に眠るために、自分に合った使い慣れたまくらを持っていくのはおすすめです。
◆鏡
身だしなみを整える際にも使いますが、術後の顔や口内の状態を見るのにも使えます。
スマホの画面やカメラでも代用できますが、持っていって困ることはありません。
◆クリアファイルや封筒
入院当日も病院から資料がいろいろ渡されます。
入院前に渡されていたものも含めて、クリアファイルに入れて保管してました。
わざわざ買う必要はなく、封筒など既に持っているもので代用してもいいと思います。
持ち物チェックリスト
持ち物チェックリストを作成しました。
リストの項目は以下のとおりです。
□分類
持ち物の大まかな区分です。
□チェック
準備したものには✔を入れてください。
□モノ名
持ち物の欄には空白部分もありますので、さらに持っていくものがあれば書き足してください。
また、必要のないものがあれば「置時計」のように消したり、チェックの欄に✖を書いたりするといいと思います。
□必要度
この記事で紹介した内容を参考程度に3段階で表記しています。
◎必須、○あるといい、△必要に応じて
□新たに買うもの
入院用に新たに購入するものもあると思いますので、家にあるものと買うものの区別にご利用ください。
□備考
必要な数など、持ち物についてメモしておきたいことがあれば記入してください。
持ち物リストPDF版は、以下よりダウンロードできます。
持ち物リスト.pdf
おわりに
私は、入院してからこれあると便利と気付くものばかりでした。
また、ご紹介したものだけでなくご自身の娯楽品もあるかと思います。
同じ病室のお姉さんは、なかなか大きいぬいぐるみ2体を持ってきてました。
入院生活が少しでも快適に過ごせるように、この記事が参考になれれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。