男子ばかりのイメージで女子が少ない工業高校への受験を考えている方は
『男子しかいない学科だったらどうしよう』
『ほどよく女子がいる学科がいいな』
と、どの学科を受験するか迷っているのではないでしょうか。
学科は様々ありますが、
その中でも「建築・土木系」は女子が多い傾向にあります。
※そもそも女子が少ない中での傾向なので、実数はやっぱり少ないです。
実際に私は「建築・土木系」の学科に属し
ほどよく女子がいたことで、安心して穏やかに3年間過ごせました。
この記事では、私も専攻していた「建築・土木系」の"女子人気"ついて掘り下げます。
そもそも「建築」と「土木」 とは
そもそも「建築」と「土木」とは何かを簡単に言うと
住宅やビル、施設などの建物を造るのは「建築」
道路や橋、ダムなどの構造物を造るのは「土木」
建物や道路などを造るものとして、この二つをまとめて「建設」と言われています。
そのため、学校によっては
「建築科」「土木科」とそれぞれが完全に分かれていたり
「建築・土木科」として一緒になっている場合もあります。
建築・土木系は女子が多い?
数ある学科の中でダントツで女子に人気の学科は・・・
デザイン系・化学系です
建築・土木系はダントツ人気ではありません(._.)
しかし
・デザイン系の学科がない工業高校も多い
・男子より女子の方が多くなる可能性あり
といった傾向もあります。
そして次に、女子に人気の学科なのが・・・
建築・土木系です。
といっても「建築科」、「土木科」とあった場合、
「建築科」の方が女子に人気で「土木科」はそこそこといった人数
ダントツ人気ではありませんが、
機械や電気系よりも女子がいる確率は高いです!
ほどよく女子がいたらいいな~と思う方には
「建築・土木系」はおすすめです!
参考にしたサイトはこちら↓
この参考サイトでは全国の高校の男女別生徒数がわかります
なぜ、建築・土木系は女子が多めなのか
では、どうして「建築・土木系」は女子が多めなのか
私の実体験をもとに考察してみました。
「機械」と「電気」のイメージが強い
工業高校=機械系・電気系のイメージはありませんか?
実際に全国では、機械系・電気系の学科を設置している工業高校が多いです。
女子に人気のデザイン系も、建築・土木系も全国的に少ないんです。
ドラマや漫画の題材になっている工業高校も機械系・・・
そのため、工業高校のイメージが機械や電気になってしまいます。
◆参考までに
「各学科(分野)の設置している工業高校の数を調べてみた」
こちらのサイトでキーワード『工業高校 分野』で
分野には「機械」「電気」など各分野の名称を入れ
全国にある工業高校の数を検索してみました。
検索結果は、「電気」が最も多く、次に「機械」でした。
工業高校のイメージがその2分野になってしまうのも納得です。
○検索結果(ブログ作成時点)
電気:1166校
機械:763校
化学:531校
建築:355校
土木:206校
デザイン:158校
※学科名だけにヒットしているわけではないので、あくまでも参考値です。
子どもの頃の遊びの違い
男女の違いあるあるで、女子は「テレビの配線が苦手」とよく聞きます。
そのような男女の違いによる得意不得意が、学科選びにも影響しています。
幼少期の男女の遊び・おもちゃの違いを見てみると
男の子は
車や電車の乗り物やゲームなど機械的なものに触れている時間が長いです。
女の子は
リカちゃんやシルバニアファミリーなど人形やおままごとなど家庭的な遊びが多いです。
この遊びの違いは「発達心理学」の観点からも男女の違いが影響しているようです。
男の子なら!女の子なら!という環境で育っていると
女子は、機械的なものに触れている時間が少なく、
機械への親しみも少なくなってしまいます。
結果、機械に対して男性的なイメージを持ち
機械系=男子
という現状が出来上がってしまっているようです。
自然と惹かれちゃう
「建築」と聞いてイメージするのは家やインテリアなど
女子でも興味を持ちやすいものではないでしょうか。
建築にも住宅やインテリアなどデザイン的な要素があります。
ダントツでデザイン系の学科が女子に人気なように
デザインは女子が親しみやすい分野です。
男女の遊びの違いにもあるように、
家庭的な遊びをしてきた女子は
住まいがイメージできる「建築」
デザイン要素のある「建築」
に自然と惹かれてしまうのかもしれません。
おわりに
私は特に、男子が苦手で不安と思っている女子には
ほどよく女子がいる「建築・土木系」をオススメします!
傾向として「建築・土木系」は女子が一人ぼっちになることはなさそうです。
「建築・土木系」学科の勉強については別記事でご紹介しています。
※準備中
ちなみに私は、
機械系・電気系には目もくれず、「建築・土木系」の学科を選びました。
その理由は「インテリア関係の仕事がしたかったから」
という建築のデザイン的な要素に惹かれて選択しました。
建築系を勉強したくて入学したら、
土木系もセット勉強できて
気付いたら土木系の仕事をしている今。
です('ω')