工業高校を卒業後、就職するか進学するかで迷っている方や
建設業への就職を考えている方へ
私は工業高校(建設系)から大学(農学部)へ進学し
気付けば、建設業に就職していました。
そもそもは、大学に進学したかったわけでも
建設業に就職したかったわけでもないのです。
この記事では、私が建設業に就職するまでの経緯をご紹介していきます。
一つの選択として参考になれれば幸いです。
工業高校(建設系)→大学(農学部)の経緯
工業高校から進学するきっかけは、担任の先生からの薦めでした。
それまでは、進学するなんて頭にもありません。
高校の建設系の学科では「建築・土木・環境」と幅広く学んでいました。
なかでも私は、環境の分野が好きだったこともあり、
自然環境の分野が学べる大学(農学部)を薦められました。
進学を薦められたときは
大学行ってまで勉強したかったわけではないんです・・・
建設業界を目指して、
「あの仕事に就くためには大学に行かなきゃいけない!」
というモチベーションがあったわけでもありません。
正直・・・
「学生生活がなんだか工業高校では物足りなかった。何かが満たせなかった。」
というそんな理由で大学に行きたいと思ったのです。
もちろん、建設業への憧れはあったので
高校からの就職するとしても「まあ、建設業で働くだろうな」
ぐらいにしか思っていませんでした。
大学(農学部)→建設業へ就職した経緯
そんなこんなでも無事に大学(農学部)に合格
農学部のなかでも
土木、農業工学、森林、林業、自然環境
といった分野を学ぶ学科です。
分野としては建設業に就職しそうな雰囲気はありますね。
傍から見たら建設業界で働くためにこの流れを踏んできたかのよう・・・
就活では、首都圏で農学部っぽい分野の仕事を目指していました。
が・・・私はなかなか就職先が決まらない苦戦組でした。
そこで、首都圏での就活を諦め、
分野を広げたときに受けたのが建設業でした。
建設業で受けたのは1社だけで、そこで入社が決まりました。
と、こんな風に
意気込んでいたわけではなく
巡り巡って建設業へ就職することになったのです。
就職した建設業とは
建設業といっても職種、仕事内容は様々です。
私は『建設コンサルタント』という仕事?業者?です。
建設コンサルタントとは
建設技術を中心とした開発・防災・環境保護等に関して、計画・調査・設計・監理業務を中心に、日本では国土交通省の建設コンサルタント登録規定に基づき国土交通省に登録された官公庁および民間企業を顧客としてコンサルティングを行う業者(場合によっては個人)をいう。wikipedia:建設コンサルタント
分かりにくい・・・
もう少し簡単にいうと、
道路・河川・上下水道・公園など、産業や生活の基盤となる公共施設に関わる
「調査」「計画」「設計」等を行います。
公共事業に関わるため
発注者は、行政(国土交通省・都道府県・自治体)となります。
建設コンサルタントは、現場で工事をしたり、現場を監理する立場ではありません。
いわゆるゼネコン(総合建設業者)などとは異なります。
こういうことも就職して知ったぐらいで
建設業への知識もありませんでした。
男性が大半と言われる建設業であり、
実際に就職した会社では男8:女2ぐらいの割合でした。
それでもその環境には何の抵抗もありませんでした。
実際に私がどんなことをやっていたのかを別記事でご紹介予定です。
建設業に高卒で行くか、大卒で行くか
私の会社は大卒が9割ですが
建設コンサルタントだから絶対に大卒!
ということはありません。
ただ、少なくとも、私の場合は
大学に行っていないと出会っていない会社です。
建設業という業界の中でも多くの種類があります。
工事する人、現場を監理する人、設計する人、工事を依頼する人などなど
なかには高卒では就きにくい仕事があります。
工業高校からの就職は学校からの手厚いサポートもあり、
建設業には余裕で就職できるはずです。
しかし、建設業の中でも何がしたいのかによって
就職できる会社が絞られます。
そのため、"就職できる会社の幅を広げたい"と考えると
大学進学という選択が出てくるのではないでしょうか。
おわりに
「工業高校からでも建設業に就職できたのではないか?」
「大学に進学する必要があったのか?」
と、私は思ったこともありました。
私の場合、そもそも建設業を目指していたわけではない・・・
ということもありますが、
「工業高校からなら余裕で建設業に就職できた。
だとしても、就職に関わらず大学に進学して良かった(*´ω`)」
と、感じてました。
やりたいことは変わるし、
大学に行って、良い会社に入るだけが
大学の意味ではないなあと実感しています。
この記事が、なにか参考になれれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。