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【社会人の顎変形症治療】仕事への影響は?職場の反応は?/実際に経験した私の話

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社会人になってからの顎変形症の矯正を始めようと考えている方の中には

「手術で会社を休まなきゃいけない」

「手術前後の矯正も仕事に支障がでるかも」

「矯正中や入院時の職場からの反応が気になる」


など、社会人で治療するがゆえの悩みがあるのではないでしょうか。

この記事では、実際に社会人で治療した私の仕事への影響・職場の反応などをご紹介します。

  

矯正・手術での仕事への影響は?


職種などにより、仕事に影響する度合い人それぞれです。
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例えば
接客業の方なら
お客様への見た目が気になったり、長期間不在にできなかったり

肉体労働をされている方なら
手術後は歯を食いしばるような力仕事を避けた方が良かったり


このように様々なことが影響するかもしれません。



顎変形症治療の流れ

□術前矯正(約1~2年)

□手術・入院(約3週間)

□術後矯正(約半年~1年)

□プレート除去手術・入院(約1週間)



私の仕事基本情報  □建設業
□ほぼデスクワーク
□打合せで外出する日もある
□力仕事はほぼなし
□9時~17時半(残業あり)
□男8:女2の社員構成

 

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矯正中の影響

矯正中に気になっていたのは、見た目食事のことでした。

見た目のこと


接客業ではありませんが、日常的にも見た目が気になり
職場では口元隠しとして常時マスクで過ごしていました。

 

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外での打合せのときなど「なんでマスク?」となりそうな場面や
顔を見せた方がいい場面ではマスクを外すようにしていました。

職場内では、コロナ禍の前だったため
「なんでマスク?風邪?」と言われることは度々




また、歯(矯正器具)にゴムをかけて過ごす期間があります。
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前方にゴムかけをしているときは
思いっきり笑うとやはり見えてしまいます。

特に、接客業の人には影響がでてしまう期間です。



食事のこと


外出先で昼食をとる日もあります。

矯正期間中の食事は
噛む痛み歯・器具に挟まりやすい
という支障があるので日常的にも厄介です。


矯正を理解してくれている上司と一緒だと

「矯正って痛いんだよね」「普段、なに食べてるの?」から始まり
「食べられる物がある店選んでいいよ」ということで、

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○定食を避ける(歯ごたえありそうなもの出てきそう)

○ラーメン・うどん・そばを積極的に

という考えで店を選んでいました。


普段の食事では、制限しすぎず痛くても食べる!という生活でした。
なので、普段から少し痛みに慣れておくと外出時の食事もさほど問題になりにくいです。


ただ、外出先だと食後の口内ケアができないという問題があります。

ちょっと強めにうがいだけでも出来たらありがたかったです。



また、ゴムかけしている期間は
昼食前にタイミングを見計らって外してました。

ただ、なかなかタイミングを見計らうのも難しく
出社時から付けて行かずに、会社に戻ってから付けてました。

実際、よくないのですが1日つけ忘れる日もありました・・・



ちなみに・・・会社の飲み会事情


正直、矯正期間中の飲み会は
「飯を食べ、酒を飲みながら話す」がちょっと面倒です。

食べたら歯に挟まるし、その状態で喋らなきゃいけないし。

気心の知れた仲ならそれでも行きますが
会社の飲み会となると・・・

ということで、必要最低限の飲み会以外は断ってました



その上で、飲み会に行った際にやってたこと

○食べたらすぐ飲む

○歯にはさまりそうなものは「ちょっと痛いんで食べられないです」とか、適当な理由をつけて避ける
→すると「じゃあ、これ食べな!」と、軟らかいもの(歯に挟まりにくいもの)が集まるので、一応つまみにも困らない

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退院後の影響

 
退院後の体は
・口が開きにくい
・食事の制限はないが食べにくい
・歯を食いしばるような作業は控えるように
・矯正継続中
・少し体力が落ちている

といった状態



退院してから3日後(土日祝日明け)に出社すると
上司と話す時間が設けられました。

内容は、体調・普段の食事・しばらくの仕事の進め方などについて。

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術後の状況を報告すると

「今月は残業しないこと」
「外出時の運転はさせない
「昼食が必要になる外出は控えさせる」
「重い荷物は持たせない」


と、そんなに気にしなくても大丈夫ですよ!ってくらい配慮してもらいました。


こんなに気遣ってくださったのは、このような考えだったようです。

○入院中は流動食で、今も大したもん食べてないんじゃないか
 →体力の低下で疲れやすい

○アゴがまだ完全ではない
 →運転などの衝撃で、歯を食いしばってアゴガーンなったら困る
  ※ならないです

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仕事は主にデスクワークなので、大きな影響はなかったのですが

入院中まともに体を動かしていなかったため
退院後、疲れやすくなっているのは事実でした。

退院後の影響を減らすためにも、
入院中でも適度に運動しておくのはおすすめです。

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職場の反応は?

手術で2~3週間は入院すると知ったとき

「そんなに会社を休むのか」
「これで会社を休ませて下さいって言いづらいな」

と思い、上司の反応が気がかりでした。


上司への報告は、矯正を始めた段階

「まだ先なんですが、来年?再来年?に手術で2~3週間ほど入院しなきゃいけなくて」と直接伝えました。


私の会社では部長との面談が年に2回ほどあります。

伝えるのが早すぎるぐらいですが
2人で話す時間が少ない部長には、そのタイミングしかありませんでした。



50代部長の反応
「そうか、大変だな~。また入院する日の目途がたったら教えてくれ」
「仕事のことはうまく調整していこう」



30代課長の反応
「え!手術!?どんな?こわ!すごいな!」
「仕事のことはそんなに気にしなくてもいいよ」

と、明るい前向きな反応で安心しました。



また、具体的な入院日が決まった際は、部長・課長らにメールで伝えました。

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退院から3日後(土日祝日明け)
約3週間ぶりに出社


復帰後の反応も良好で、問題ありませんでした。

課長からは
「作業進めてくれてたおかげで、休暇中も問題なかったよ」と言っていただけたり

心配していただく声が多く
特にお姉さま方には「もう大丈夫なの?」などの声をかけてくれました。

普段そんなに話さないおじさまにも給湯室でばったり会うと
「手術したんだって?」と言われくらい。



矯正治療のいずれの場面でも、
職場の反応に不安になる必要はなかったんだな。と実感です。
 

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仕事への影響を減らすために


入院で会社を休むことへの不安・罪悪感などがあった私が
このザワザワ感を減らすために、やったこと・意識したことを挙げてみます!


○繁忙期を避けた入院期間の設定

○矯正を始めた段階から(前もって)手術で休むことを言っておく

○手術の内容を説明する

○休暇期間に発生しそうな作業を前倒しで進めておく


ちなみに・・・
私の会社では、残業時間の上限が月によって変動でき、
自分の仕事に合わせて、月に残業できる時間を増やすことができます。
それを例年よりも早め、休む前月(9月)に設定しました。



実際は、私一人がいなくても仕事はどうにでもなります。
また、職場の反応も不安に思う必要はありませんでした。


ただ、このザワザワ感を持ったまま入院するよりも
「仕事への影響を減らそう」という姿勢・意識があったことで
私自身も安心して、手術に向かうことができました。


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おわりに

 

 結果として、私は仕事に大きな影響はありませんでした。

そして、周りの反応も優しくて、そんなに不安に思う必要はなかったんです。


仕事のことが気がかりで、治療を始められないという方!

「不安」と「やりたい」気持ちで葛藤しているのではないでしょうか。

かつての私もそうでした。

ただ、そのまま先延ばしにするのはもったいないです。


私が、治療を始めたきっかけや、決断するまでを別記事で紹介しています。

簡単に決断できることではありませんが、
この記事で少しでも後押しができたらと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が、少しでもご参考になれれば幸いです。