顎変形症かもしれないと思っている方や、顎変形症と診断された方のなかには
「顎変形症の治療をするか」「いつ始めようか」
と、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に私は、10代から気になってはいたものの、治療を始めたのは20代半ばでした。
この記事では、治療をしなかった10代の過ごし方から、20代半ばで治療を始めた理由をご紹介します。
今、皆さんが悩んでいることと重なる部分もあるかもしれません。
治療しなかった10代の過ごし方
気付いたのは小学生の頃
小学生の頃、友だちに言われた
友「歯見せて~。やっぱり下がでてるんだね~(^ω^)」
私「え( ゚Д゚)?」
そして、家で見てみると
『あ、下の歯出てる・・・』
『あ、横から見たらアゴ出てる・・・』
と、自分のアゴがみんなと違うことにはっきり気付きました(;^ω^)
中学生になり、容姿も気になるようになっていました。
そんなときに歯科検診で
「気になるようなら治療も考えてみてください。」と言われ
矯正について考えるようになり
さらに、アゴが気になるようになりました。
そのため
口元を手で隠す癖、口に手を置く癖がついていました。
10代で治療しなかった理由
中学生で矯正について考えるようになったけれど
それでも、10代で治療しなかった主な理由は
■矯正器具への抵抗
■費用がかかる
■歯医者に行きたくない
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当時、矯正している人はまだ珍しかったです。
そのため、見慣れない矯正器具への抵抗があり
自分が器具を付けるという想像ができませんでした。
『中学・高校というキラキラしたい時に矯正か・・・』
という思春期の葛藤も。
それでも、歯科検診をきっかけに
親の携帯で「矯正」について調べてみた。
すると、矯正治療には「約100万円かかる」と知りました。
貧しい生活をしていたわけではないけど
裕福ではないとどこかで感じていたため
「治したい」と親には言えず・・・
『こりゃ、だめだ』
『大人になったら自分のお金で治そうかな』
そんな風に思い、
10代で治療を始めることができませんでした。
この頃は、
治療ができないなら・・・と
アゴに手を当てて圧力をかけ、自力で凹ませようとしたり
謎の行動をとってました。
意識が変わった20代の過ごし方
アゴに吹っ切れた大学時代
そこからずるずる・・・
アゴがコンプレックスで、自分の顔が嫌いなまま、時は流れ。
相変わらずのアゴで大学へ。
それでも、大学時代に矯正をするという考えは一切なく過ごしていると
気付いたら、自分と周囲のアゴの扱いが変化。
自らアゴをしゃくらせて自虐ネタとしてアゴを使うようになり
友人もアゴをいじってくれるようになりました。
もちろん、自分のアゴは嫌だけど
腫れ物を扱うように触れられないよりも
いじってくれる方が楽でした。
自分のアゴを受け入れ始め、「矯正」を忘れていたような気がします。
これだけで笑ってくれるから、単純に嬉しい!
そんな感覚でした。
その瞬間は・・・
実際は、受け入れていると思っても
写真に写る自分を見るたびに凹みます。
下唇を噛んだり、下顎が出てるのを隠す仕草は相変わらずです。
20代半ばで治療を始めた理由
アゴを受け入れ始めていたけれど
それでも、治療を始めようと思った主な理由はコレでした。
・アゴのずれが増してきた気がする
・かわいい人、キレイな人が好き
・アゴを気にして生きることに疲れた
・お金に余裕ができた
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社会人になってからも
大学時代の友人は、いい感じにアゴをいじってくれて
私も喜んでネタにしていました。
しかし!
ある時
『あれ、前よりも下歯が出てきてない?』
『上歯と下歯の隙間が広がってる気がする!』
と、自分のアゴの変化に気付いてしまいました。
ネタとしてアゴをしゃくらせたり、働かせすぎたようです。
さらに、
可愛い人・きれいな人が好きで
毎日眺めていると
あらためて見る自分の姿に愕然とする日々。
『このアゴである限り、私はキレイではない』
そんなことを思っていました。
キャラとしてアゴを使うのも喜び。
でも、ふっと気付くと自分の顔に凹む。
もう、気にすることに疲れた。
もう、いいよ。
と、
こんな出来事が重なったことで
『あ、矯正しようと思ってたんだ!』
と思い出し
「治療には約100万円かかる」という中学生の頃のなんとなくの記憶で
『100万円貯まったら治療しよう!』
と決めました。
おわりに
この後、私は100万円を貯めて、矯正治療を始めることになります。
この続きはこちちへ
10代で治療する人が多いため、
社会人になってから治療することに
「今さら感」を感じている方もいるかもしれません。
でも、思ったときがタイミングです!
この記事が、顎変形症との向き合い方の参考になれれば幸いです。