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顎変形症の入院・手術の費用はいくら?高額療養費制度を活用/私の実際の入院費用をお教えします。

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顎変形症の手術を控えている方は、手術での入院費用も気がかりですよね。

「入院費用ってやっぱり高いよね?」
「私にも支払える金額かな?」と心配になっているのではないでしょうか。


私も、請求書が来るまで不安でした・・・


この記事では、実際に私が支払った入院費用費用負担を抑えるための手続きについてご紹介します。
 


 

私が支払った入院費用



では、さっそく支払い金額を発表します。






私が支払った入院費は・・・約12万円






この額を高い!安い!と思ったかは、それぞれの想定していた金額にもよりますが、

私は「思ってたより安い!」と感じました。


なぜ、入院費を抑えられたのか?
気になった方は、さらに読み進めてみてくださいね。


費用負担を抑えられた理由 

理由は大きく二つあります。

理由1:顎変形症は保険が適用するから


理由2:費用負担を抑える制度を利用したから


特に、「費用負担を抑える制度を利用した」が大事です。
さらに、詳しく解説していきます。

高額療養費制度とは


医療費の一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される「高額療養費制度」というありがたい制度があります。

この制度を利用するためには、
あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受け、病院に提示すると、
個人の支払い額を抑えることができます。(自己負担限度額まで)


入院する際は「限度額適用認定証」を申請することで
手術にかかる費用を抑えることができます。

病院側でも「今回の手術は保険が適用されるので、限度額適用認定証を申請することができますよ」と教えてくれます。

請求書の内容

 

実際に届いた請求書がこちらです。
 

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青枠の部分の「保険点数×負担割合(A)」欄の約63万円が、そもそもの医療費です。


そして「高額療養費支給額(B)」欄の約53万円は、私個人が負担しなくていい金額なんです。


つまり、高額療養費制度を利用したことにより

(A)そもそもの医療費[約63万円]から、
(B)支給額[約53万円]を引いた
(A-B)


約10万円が私が支払う金額になったんです!


それに食事医療費をプラスしたのが、赤枠の最終的な支払い金額です。


このように、
事前に手続きをしておいたことで、個人の支払う金額を抑えることができました。

 

※注意
「保険点数×負担割合(A)」も、病院や入院期間など個人差があります。
また、「高額療養費支給額(B)」も、所得区分によって変わります。

一例として目安程度にご覧ください。

 

手続き方法

協会けんぽ(健康保険協会)に加入している方の手続きをご紹介します。

手続き方法は協会けんぽのホームページでも確認できますが、
実際に私が行った手続きの流れはこちらです。


① 「限度額適用認定申請書」を協会けんぽホームページからダウンロード

申請書はこんなやつです。
名前や住所などの基本情報だけなので、記入する内容も難しくありません。

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② 申請書を記入して、協会けんぽ○○支部へ提出

提出は郵送でOKです。

郵送先は、ご自身が加入している協会けんぽ○○支部になります。
○○支部がどこかは、保険証で確認できます。


③ 「限度額適用認定証」が届く(1週間程度)

届いた「限度額適用認定書」がこちらです。

入院する日まで忘れずに大切に保管しておいてください。

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③  入院当日、病院の窓口で「限度額適用認定証」を提示

病院側からも「限度額適用認定書ありますか?」と聞いてくれると思います。


退院の手続きの時でも間に合いますが、
忘れないうちに済ませちゃいましょう。

受付の人が限度額適用認定証のコピーを取ったら認定証は戻ってきます。


これで手続きは完了です。


戻ってきた認定証は、今後必要な場面はありませんが
退院して請求書が届くまでは保管しておきましょう。

 

この手続きは入院までに済ませておいた方がいいです。


退院した後でも手続きできますが、高額な医療費を全額支払った上で申請し、
後日、自己負担限度額を超えた金額が払い戻されることになります。


上記でお見せした請求書を例で言うと

医療費「約63万円」が請求されるので全額支払う
→限度額適用の手続きする→「約53万円」が戻ってくる
ということになります。

一度に支払っても生活に支障がない場合は問題ありませんが、
少しでも負担を減らしたい場合は、入院前に手続きしておきましょう。



より詳しい内容はこちらから
医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

おわりに

簡単な手続きで入院費用を抑えることができます。

私のような一人暮らしの方などは、ぜひ入院前に手続きを済ませておいてください。

この記事がご参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。