工業高校に在外中の方には『できれば進学したいけどどうしよう』
進学するにしても『工業高校は普通科目の授業は少ないし、大学で学業についていけるのか不安』と悩んでいるのではないでしょうか。
私も悩みに悩み、進学を決意。
大学生活はなかなか苦悩もありましたが、無事に4年制大学を卒業できました。
この記事では、『工業高校から大学へ進学して実際にどうだったのか』私の経験談をご紹介します。
進路を考える参考として読んでみてください。
これはしんどかった
私が大学に進学して「正直しんどい」と感じた点をまとめてみました。
学力レベルの差
工業高校で成績が上位でも大学に入れば並み。もしくは下。
本人次第ではあるけど、
私は典型的な『中学校で成績並みだと、工業高校では優秀になっちゃう現象』の人でした。
だから普通に頭いい人の中に飛び込んで、レベルの違いに心折れました。
でも、やるしかない。ついていくしかない。と思って乗り切りました。
共通科目(英語)
最もこれが工業高校出身者が苦悩するところかもしれません。
大学1~2年生で乗り越える壁です。
私は英語の単位を一度落としました。
それでも追試や来期も講義を受けるなど、救いの手はあるので
なんとか英語の単位も取得し、留年せずに済みました。
就職活動
高校と違って就職先を自力で探して、自力で内定を取ります。
私は、首都圏狙いで就活しましたが、うまくいかず・・・
交通費も苦しくなり、住み心地も良かった同県での就活に方向転換しました。
これは工業高校出身だからという問題は一切関係なく、個人の問題ですが。
就職した高校の友達との違い
こちらが学生としてのほほんと過ごしている間、社会人として働く高校の友達。
そのため時間の流れは、就職した友達の方が早いんです。
その象徴となるのが結婚・出産です。
就職した友達は結婚・出産が早めで、それに伴って発生するご祝儀と出産祝い。
おめでたいのですが、学生にこの支出はちょっと痛い。
でも進学して良かった!
英語で単位落としたとか、学力レベルの差で苦悩したとか、
もちろん辛いことだけではありません。
それ以上に、良かった楽しかった出来事の方が上回ってます!
進学して良かったなと思えた点をまとめてみました。
好きなことが学べる
もちろん行きたい学部に入れたのなら、自分の関心ある分野を学べることが多いです。
特に理系だった私は、研究室に配属されてからが楽しかった!
自分でテーマを決めてやりたいことができて、卒業論文を仕上げていく。
この経験は社会人になってからも活きているところです。
自由な時間
とにかく自由に使える時間が多かったなと社会人になってあらためて思います。
この時間を誰と過ごし、何に使うかも大事です。
バイトしまくる人、旅行しまくる人、部活に励む人など
私は夜行バスで首都圏に通う人でした。
ヲタクとして・・・。
大学時代に沁みついたフットワークの軽さは今も活きています。
出会い
特に「出会い」が本当に大学に行って良かったと思えることです。
今でも一番気が合うのは大学時代の友人です。
大学内だけでなく、自由な時間をどう過ごしたかで出会いも変わります。
そんな風に自分に必要な出会いがたくさんあります。
実際は"工業高校だから"とか関係ない
高校在外中でも"合格"が決まってからも勉強する時間もあります。
私はそれを怠りました。
大学に入ってしんどいと感じた英語だって、就職だって
本人次第でどうにでもなるんです。
と、書いてて「私も甘えてたな。」と反省・・・
楽しいことも、辛いことも"工業高校だから"は関係なくて
工業高校から進学したって
大学は楽しいし、苦悩も乗り越えられます!
おわりに
大学生として良い時間を過ごすことができて
進学を薦めてくれた担任の先生にも、進学を認めてくれた両親にも感謝です。
この記事が、工業高校から進学を考える方の参考になれれば幸いです。